木に触れて学ぶ~小学5年生たちの校外学習~

こどもたちに木について学んでもらう。

この大きな課題が私たち桧野商にやってきました。

「こどもたちに森林の魅力と森林の現状、抱える問題、さらに木材の有効な活用を学んでもらいたい!」

これは私たち木材業界ではなく、小学校の先生からの一言です。

小林聖心女子学院小学校の先生から1本の電話をいただきました。

森林環境学習という特別学習を実施されるということで、実際に木材を扱う仕事に関わる業界として

生徒さんたちに校外学習として倉庫の見学をさせてあげたい!という熱い想いに是非という形でお受けさせていただきました。

本来であれば、実際に森に入って木材の伐採から、製材までの見学を体験してもらうことが理想ですが、

今回はなんと小学5年生総勢71名の生徒の皆さんが見学ということでしたので、ムービー観賞としてみていただき

実際に製品として出荷される前の木材がある倉庫見学と、製材される前の丸太で木について少し学んでもらいました。

 

 

倉庫の中では、家のどこに使われるのかというのを簡単な家の構造図面と一緒に見比べてもらいました。

みなさん想像以上に興味をもってもらえ、質問タイムではたくさん質問をいただきました。

時間の関係上お聞きできない生徒さんもいらっしゃり残念でした。

 

 

土場にはスギ・ヒノキ・クスノキ・ケヤキ・カイヅカイブキの丸太を並べて年輪の見比べや、葉っぱの特徴や

木にまつわるあれこれを社長に説明してもらいました。

ここでもたくさんの質問をいただき、馴染み深いと思っていたスギやヒノキでも

葉っぱを初めてさわる生徒さんもたくさんいらっしゃって驚きました。

都会では街路樹の方が馴染みがあるのでしょうか?

 

丸太の皮を自由に好きなだけむいてもらいました!!

杉と桧のむきやすさの違いやむいた後の木肌に触れていろいろな発見が!

生徒さんだけでなく先生方も楽しんでいただけました。生徒さんの中には皮むき名人も現れました!

 

実際に倉庫と土場をまわって木材を見て触れてもらった後は、

生徒さんからのインタビュータイムで木材についての疑問に思うことをご質問いただきました。

みなさんよく勉強してきてらっしゃり、私たちも木材について改めて考え直されました。

暮らしの中で身近な存在であった木材、現在は馴染みがないものになってしまっているのを感じました。

こうして木材に触れる機会少しでも木を好きになるきっかけになってもらえるとうれしいですね。

お声がけいただきました田村先生をはじめ、ご賛同頂いました先生方に、ご参加いただきました

生徒の皆さんありがとうございました。


2023年02月01日